管理人コジュラです。今回は何の前情報もないけど評価が高いので興味を持ち観たら・・今まで私が観た中で「ショーシャンクの空に」以来、強く印象に残った映画「きっとうまくいく」をご紹介したいと思います。
『きっとうまくいく』ってどんな映画?
この作品は、ラージクマール・ヒラーニ監督 、2009年に公開されたインド映画です。
インド映画歴代興行収入1位を叩き出した大ヒット作品で、映画界の大御所スティーヴン・スピルバーグも絶賛、世界各国でも話題を呼び数々の賞を受賞しています。
舞台はインドの超難関理系大学ICEで、3人の新入生が巻き起こす珍騒動。卒業後、そのうちのひとりが消息を絶ち、残りの2人はその謎と理由の解明に、彼を必死に捜します。彼らの大学生活で育んだ友情や、日常をコメディタッチに、そして10年後の姿も並行にあぶりだしていくミステリーな内容と2倍楽しめる展開です。
また、伏線の繋がりがわかりやすいストーリーとなっています。
基本コメディですが、その背景には、インドの抱える教育問題、貧困問題、自殺率の高さなどの社会問題も織り込まれていてます。
しかし根本的には、インドに限った話ではなく、何のための勉強なのか、大切なのは何か、自分の本当にしたいことは何なのかを今一度自分自身を見つめること、そして決して諦めないことを教えてくれる映画です。
世界各国でリメイクされたのも頷けますね。
主演のアーミル・カーンは当時40代、他のR・マドハヴァンもシャルマン・ジョシも30代であったにも拘らず、スピード感ある若々しい大学生を熱演する姿は腹筋崩壊間違いなし。
また、途中で、インド映画独特のダンス&歌が挿しこまれるのも愉しめます
「きっとうまくいく」映画の大まかなあらすじ
この作品は10年前の過去と現在と同時進行していくストーリーで、2時間49分という長い映画です。
ストーリーの始まりは、9月5日、インド屈指の難関工科大学ICE(Imperial College of Engineering)の寮で同室だった親友ファルハーンとラージューは同窓生の一人、チャトルから、母校に呼び出されます。
そこは、10年前、「10年後に自分と、ランチョーどちらの人生が成功しているか報告し合おう」という約束をした場所でした。
時は10年前、超難関大学ICEに入学した者達は、先輩たちから独特な歓迎の仕方をされますが、そのうちの一人ランチョーだけは「アール・イーズ・ウェル」と小声でつぶやきながら、するりとその場をくぐり抜け知恵を使って仕返しまでやってのけるのでした。理不尽な要求には一切「NG」を貫くタイプでした。
そして、カメラマンを目指す夢を封印し親の敷いたレールに乗ったままのファルファーン、恐怖心を乗り越えられず何事も祈り続けるラージュー、自分の好きな事を信じて突き進むランチョーたちはルームメートになり、学生生活がスタートするのです。
反骨精神旺盛で、論理的思考のランチョーは、教授や、学長の教えにも屈することなく、自分の理論を展開します。
彼らの学生生活は、抱える家庭環境も違い、抵抗勢力に遭いながらも、友情を深め3人の結束は揺るぎないものになっていきました。
ある日、ヴィールー学長にランチョーと同類と思われている4年生のジョイ・ロボが首吊り自殺をしているのを、卒業間近に自分の手がけていたドローンに発見され衝撃を受けます。
原因は大学の教育方針である、常に他社との競争という苛烈な思想についていけなかったからでした。
ヴィールー学長の求める「教育」とランチョーが描く「学問」や、「成功の意味」の溝は、埋まりそうもありませんでした。
ランチョーの姿勢は誰に対しても常に一貫しており、学長の娘、医学生のピアも他の学生からも一目おかれる存在となっていました。
ヴィールー学長は、そんなランチョーたちに対して彼らを引き離そうとしたり、退学させようとしたり、策を講じていた矢先に、学長のもうひとりの娘が産気づきます。
大雨で、車や、建物が浸水していく中、病院に向かうことができなくなり・・・彼らは皆で知恵を振り絞り行動を起こします。
果たしてこの先どうなるのでしょうか・・
ランチョーたちの退学勧告を止めることができたきっかけとなった、大学の娯楽室での出産シーンは見どころです。
10年後、母校で会った3人。
チャトルは、ランチョーがシムラにいると告白。3人は車へ乗り、シムラを目指すことに。
相変わらずチャトルは自身満々で、今の自分がいかに素晴らしいか、順位にこだわった人生を送っていました。
情報通りの場所にランチョーはいたのか、ピアとの関係はこのまま終わってしまうのか、最後の最後まで、ワクワクさせてくれる展開で、なんといってもラストのオチはもう最高の満足感を味わえるのではないでしょうか。
「きっとうまくいく」映画のキャストの紹介
ランチョーランチョー- (アーミル・カーン)
この作品の主人公。「Aal Izz Well」(うまくいく)が口癖で、好きなことを信じて追求する自由奔放な青年。
世間の競争社会に疑問を持ち、一石を投じようとするのだが・・ことごとく阻止されて何度も教室から追い出されるが、実際の成績は首席。
どんな困難にも知恵を使って解決しようと試みる。鬼学長の娘ピアに密かに恋心を寄せる。
ファルハーン・クレイシー – (R・マドハヴァン)
ランチョーを最初からずっと信頼し続ける親友。大学の寮でルームメイト。この作品はファルハーン目線でストーリーは展開していく。
動物の写真をとることが好きで写真家になりたいのだが、父の希望を最優先させエンジニアを目指して大学に入学
ラージュー・ラストーギー- (シャルマン・ジョシ)
ランチョーの親友で、ルームメイト。貧困家庭で苦学生。将来に家族の生活の重責があり、何をするにもプレッシャーと恐怖心が先に立ち、お祈りを欠かさない。手には指輪が指の数より多いと揶揄されるほど。
ピア・サハスラブッデー – (カリーナ・カプール)
本作のヒロインでヴァイラス学長の娘。医学生。浮世離れしたランチョーに恋心をよせる。
ヴィールー・サハスラブッデー- (ボーマン・イラニ)
ICE大学学長。競争社会を支持し、反発するランチョー達を敵対している。いろいろな策を講じるも、翻されてしまうパターンが続く。
チャトル・ラーマリンガム – (オミ・ヴァイディア)
演 – オミ・ヴァイディア(英語版)、日本語吹替 – 水島裕
裕福な家庭で育ち性格は嫌味な男で自己中心的。点数を取るための勉強は好きだが、物事の意味や理由を突き詰めようとはしない。ランチョーと正反対であり、勉強ばかりしているのにランチョーにどうしても勝てず彼を敵視している。
10年ぶりにあった彼は、経済的には成功していた。
モナ・サハスラブッデー- (モナ・シング)
ピアの姉で妊婦
スハース・タンドン-(オリヴァー・サンジェイ・ラフォント)
ピアの婚約者。銀行員の男性で金持ち。全てをブランドと金でしか評価しない男
マンモーハン-少年期(ラフル・クマール)、青年期(ドゥシャント・ワーグ)
ランチョー達の友人。学内で荷物運びなどの仕事をしている小柄な青年。通称ミリ坊主
ジョイ・ロボ – (アリ・ファザル)
ランチョー達の先輩。ランチョーの同類と言われ、発明に情熱を注ぐ。貧しい家庭の事情で時間がかかり、卒業製作が間に合わなくなってしまう。
フンスク・ワングル
400以上の特許を持つ発明家。10年後のチャトルが契約交渉中の相手。
「きっと、うまくいく」映画をお得に視聴するには
『きっと、うまくいく』映画は、今「U-NEXT」にて配信されていて、見放題作品の対象となっています。
初回登録なら完全無料でフル動画視聴できます。
※(今現在2019年11月)の時点での情報になります。
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