『娼年』映画のあらすじとキャストと感想

邦画

管理人コジュラです。

今や、超売れっ子俳優の松阪桃李主演、石田衣良の恋愛小説を監督三浦大輔が手がけた

話題作。

目標もない、退屈な日々を送る大学生が、ある女性と知り合い【男娼】となったことで、成長していくストーリー。

映画の内容の 7,8割がラブシーンだというこの作品、男娼というくらいなので、相手の女性もそれぞれ別な個性の持ち主。

松阪桃李の濃厚なセックスシーン、どのような撮影で行われたの?裏話も気になるところです。これを舞台でも演じたと聞いて更にびっくり。

どちらかというと清純な感じだと思っていた方も多いのではないでしょいうか?

そんな松坂桃李のギャップは衝撃ですよ。

 

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【娼年】ってどんな映画なの?

【娼年】映画の登場人物

森中領(リョウ) – 松坂桃李

20歳 大学生だが、バーテンダーのバイト生活がメイン。女性や、大学生活がつまらないものと感じている。

 

御堂静香 – 真飛聖

会員制ボーイズクラブ「Le Club Passion」を経営

 

咲良 – 冨手麻妙

「Le Club Passion」で働く、耳が聞こえないが読唇でコミュニケーションできる女性

 

平戸東(アズマ) – 猪塚健太

「Le Club Passion」で働く男娼の先輩。初対面でリョウの素質を見抜く。

白崎恵 – 桜井ユキ

リョウに好意を寄せている同じゼミ仲間。

 

田嶋進也(シンヤ) – 小柳友

ホスト。リョウの中学時代の同級生シンヤを介して御堂静香に出会う

 

イツキ – 馬渕英里何

リョウの客。知的な女性で特殊な性癖を持つ

 

主婦 – 荻野友里

リョウの客。夫から拒否され続けている

 

泉川 – 西岡徳馬

紀子の夫

紀子 – 佐々木心音

夫婦で毎回ストーリーの中で愉しむ

 

ヒロミ – 大谷麻衣

リョウの客

 

ギャル風の女 – 階戸瑠李

 

老女 – 江波杏子(※遺作)

リョウの客

 

【娼年】映画のおおまかなあらすじ

主人公森中領(リョウ)は20歳、毎日大学に行く意味も無駄だと感じ、恋愛にも興味を持てないでいた。

週に一度大学に行く程度でバーテンダーのバイト生活。

ある日、中学時代の同級生でホストのシンヤが、リョウの店に女性を連れてやってきた。

その彼女こそ、リョウを男娼の世界に引き入れた御堂静香だった。

彼女は、秘密の会員制ボーイズクラブ「パッション」のオーナー。

リョウの「女なんてつまらない」という言葉が気にかかり、店が閉まる頃に待ち伏せていた。

彼を秘密の会員制ボーイズクラブ「パッション」に入会させる試験として咲良との行為を目の前で行わせるのであった。

最初は戸惑いながらも女性からの依頼が来て男娼の一歩を踏み出すことに。どことなく暗い、控えめな印象のリョウは母性をくすぐられるのだろうか・・次から次へと依頼が来る。

リョウを買った女性たちは、ひとりひとりの欲望のスタイルを持ち、リョウの柔軟性ある優しさと体で満たされていくのだった。

そこで出会う、VIP会員のアズマや知的な女性の特殊な性癖、有閑マダムや、普通の主婦のセックスレス、泉川夫婦のようなオリジナルストーリーの中で燃える夫婦の営み、高齢者の老女などいろいろなスタイルの依頼に応えていくリョウは、どんどん評価を上げボーナスをもらえるほどになる。

そんな折、ゼミ仲間の白崎恵が、真実を知ることになり、リョウを責める。ホストのシンヤにまで「お前は昼の世界でやっていける普通の人間なんだ」と言葉を投げかけ去っていく。

しかし、リョウは「法律違反でもやりがいもあるし、感動することもあるんだ」と。

当初、「女なんてつまらない」と言っていたはずが、いろいろな女性と関わることによって、自分でも気付けなかった本質や、優しさを持っていることに気づかされていく・・

そう、彼は御堂静香に出会ったことで眠っていた自分を見つけるのだった・・

 

【娼年】映画の感想|松坂桃李 なぜそこまで?

正直この作品を見て松坂桃李、そんな人気俳優がそこまでしていいの??と思った方も多いのではないでしょうか?

昭和生まれの私としては、この作品を最初に観たときはかなり衝撃を受けました。

昔は、それこそ人気がなくなってきたら、行く路線だと思っていたからです。

絶頂の人気俳優なのに・・・この先どうなるの?余計なお世話だと思いながら・・

人間の快楽とかエロティシズムに対する考え方が寛容になってきたということでしょうか・・

そこで、松坂桃李さんのことをもっと知りたくなりました。

この作品のインタビューに、「腰が終わるかと思った」と。

ですよねぇ。

濃厚なベッドシーンが多い中、演技は細かい部分まで相手の女優さん、監督などとリハーサルで決められた動きだったです。

ご自身でもAVを見て研究したそうで、30歳までにやっておきたかった内容の作品だとも。

本人のこの作品への強い思いが感じられました。

とてもストイックな俳優さんだと思います。

ストイックといえば、この作品が遺作となった江波杏子さん。

「高齢になっても性を愉しみたい。」と言いたげなお色気も美しかったですね。

彼女も演技にはとてもストイックだったと聞いたことがあります。

正直、ストーリーにはあまり感動しなかったのですが、松坂桃李を始め、他のキャストの方々の迫真の演技には脱帽です。

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