『パッセンジャーズ』映画のあらすじ感想・キャストや見どころは?

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2009年に公開された『パッセンジャーズ』はサスペンスかと思いきや、ヒューマンドラマ並みの感動もある謎解き・ミステリーを楽しめる作品!飛行機事故とカウンセラーのクレアのストーリーや、みんなの表情の変化をよくご覧ください。それでは映画のポイントとあらすじ、感想を紹介していきましょう。

『パッセンジャーズ』映画の感想3つのポイント

あらすじを見る前に、ネタバレなしで映画のポイントを3つご紹介します。まだ映画をご覧になっていない人は、これらを踏まえた上で鑑賞するのがおすすめですよ。

  1. 飛行機事故の真相とは?操縦士の問題により事故は起きたのか?
  2. クレアの担当する事故の被害者たちが語る言葉と真実、そして謎の失踪…
  3. エリックだけ他の被害者と違う理由は?

『パッセンジャーズ』あらすじ

クレアはカウンセラーとしてとある5人の元へ。彼らは飛行機事故に遭って生き延びた経緯を持ち、グループカウンセリングをすることになっていましたがエリックは1対1のカウンセリングを望みます。仕方なくクレアは応じ、後日家を訪ねると彼女を誘惑するかのような発言がチラホラ…仕事とプライベートをしっかり切り分けるため、クレアは距離を保とう決めました。

 

グループカウンセリングの方は順調とは言えず、4人の患者は事故の後遺症が大きい様子。その中でもディーンは「飛行機で爆発があった」と言い始め、飛行機会社が何か隠しているのではと言うのです。次のカウンセリングから彼の姿が消えたことで、会社のアーキンに事故の詳細を聞きますが操縦士に原因があったと答えるだけ…クレアは怪しみつつも、エリックのカウンセリングを数回重ね、その日は驚きのできごとが起きるのでした。

 

夜の海に飛び込んだ彼はこれまでも無謀な行動をし、クレアの気を引いてきたことで2人はついに夜を共にするのです。一方でグループカウンセリングにも変化が。「何者かに尾行されている」と言っていたノーマンがいなくなり、シャノンも不審な人影を見て取り乱していました。そこへエリックが来て、飛行機に乗っていた際に炎上するエンジンを見たと言うのです。自分は飛行機で死んだ…そう思った彼は動揺して道路へ飛び出し、車にはねられますが無事だったのでした。

 

クレアはこの状況が理解できず、アーキンに事故の詳細を聞きに行くのでした。すると、操縦士の荷物から乗客名簿を見つけ、リストを確認するとそこには自分の名前が…そこで彼女は自分がカウンセラーではなく、乗客の1人であったこと。そして既に死んでいることを認識したのです。席の隣にいたエリックと仲良く会話をしたこと、今まで自分を助けてくれた人やシャノンが見た人は故人であり、自分たちを迎えに来てくれたのだと分かるのでした。

『パッセンジャーズ』解説~より映画を楽しむために~

全体の解説

エリックとクレアは飛行機で偶然、隣の席になって仲良く会話しており、2人は良い関係になっていた…その記憶さえも忘れてスタートするのが映画のポイントでしょう。最後まで見ると「そういうことだったのか!」と分かる謎であり、それまで登場するクレアの隣人や上司たちが助けてくれたのが、彼女が昔お世話になった叔母さんや先生だったという伏線も納得させてくれました。

昔に亡くなったおばさんが隣人として現れてストーリーが始まってから、何かと世話を焼いてくれていましたね。その時は少し気味の悪さもあったことで「サスペンスかな?」という楽しみ方ができたのも見どころでしょう。

ラストに登場したエマについて

そしてラストはクレアの姉のエマが手紙を読んで映画が終わるのですが、クレアが何回か会おうとしたのが叶わなかったのは何故か?それは、”エマは死んでいない”から会うことはできなかったと分かって、自分宛の手紙をクレアの部屋で読み涙を流す…生きていた時に仲直りできたら良かったとも思いつつ、クレアの思いが通じたことに感動を覚えましたね。

その他の登場人物たちと「お迎え」

エリックの場合は飼っていた犬が何回か現れ、それが”死のお迎え”だったことが後に分かります。また、シャノンが見た人影は子供の頃に亡くした両親だった…そしてクレアが何回か飛行機事故について聞いた相手は主操縦士であり、今回の事故の原因の一因になったことで大きな喪失感があったなど、「そうだったのか…」と考えさせられつつ、再度見直したくなるポイントにもなるでしょう。

『パッセンジャーズ』登場人物 スタッフの 紹介

キャスト

クレア・サマーズ              アン・ハサウェイ

奇跡的に助かった生存者の精神的ケアに尽力するセラピスト。

エリック・クラーク           パトリック・ウィルソン

生存者の一人で、個人セラピーを望み、最初は下心見え見えに思えたが・・・

アーキン              デヴィッド・モース

航空会社代表。真相を隠しているように見える(パイロット)

ペリー    アンドレ・ブラウアー

クレアの上司(子供の頃の恩師)

シャノン              クレア・デュヴァル

生存者の一人、

トニ       ダイアン・ウィースト

親切な隣人(クレアの叔母)

スタッフ

監督
ロドリゴ・ガルシア
音楽
エド・シェアマー
脚本
ロニー・クリステンセン
製作
ケリー・セリグ
マシュー・ローズ
ジャド・ペイン

おすすめしたい関連映画

クレア演じるアン・ハサウェイは真面目な魅力が高かった今作であり、そこから『プラダを着た悪魔』(2006年)や『マイ・インターン』(2015年)でバリバリ働く彼女を見てみるのもおすすめですね。

また、同じように最後まで謎に包まれるアン・ハサウェイの魅力を楽しみたいなら『オーシャンズ8』(2018年)もおすすめですよ。泥棒たちとアン・ハサウェイの立ち位置がラストまで分からないのが見どころです。

また、同じように最後になって「なるほど!」と思えるようなストーリーを楽しみたいなら『グランド・イリュージョン』(2013年)も良いですね。マジシャンたちが繰り広げるトリックを見破れるか…そういった楽しめる作品ですよ。

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