『何者』映画を無料視聴できるのは?あらすじ&キャストをご紹介!

邦画

「何者」は、直木賞受賞作家朝井リョウの小説を三浦 大輔が監督・脚本を手がけて2016年映画化されました。

 

ある大学生達が就職活動で経験する理想と現実の狭間で友情、恋愛、裏切りなどの感情の交錯をリアルに描いています。また、表の顔と本音の使い分けを今風のツールを使った表現の仕方も面白いです。

 

1989年生まれのこの作者も就活を経験しています。この年代の当時の学生にとって、記憶にあるのは、何十社受けてもお祈りメール(不採用通知)が届くという就職難の年でした。あの頃の就活経験者がこの映画を2013年に見たときに、当時の辛さが蘇って暗い気持ちになったと話しています。

 

そんな時代背景に実際の就職活動をした作家の作品がどういう映画なのか気になります。就職活動という人生の岐路に立ち、彼らは何を考え、どのような道が待っているのか。これから就活を前にした人も、経験した人も様々な角度から自分と重なるシーンもあるのではないでしょうか。

 

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『何者』映画はどのようなストーリーなの?

『何者』キャストのご紹介

本作品は登場人物が少数ですが、若手実力俳優が揃っていて期待され話題に。

二宮拓人(にのみや たくと)

本作の主人公。サークルで演劇の脚本を作っていたが、就職活動を機にやめる。人間観察能力が高く、冷静に分析するタイプ。

神谷光太郎(かみや こうたろう)

拓人とルームシェアをしている大学生。バンド活動にピリオドを打ち就職活動へ。一見お調子者だがある目標をもちブレない面も。コミュニケーション能力が高い。

田名部瑞月(たなべみづき)

理香の友人だったことから「就活対策本部」を作るきっかけに。拓人が密かに恋心を寄せているが、瑞月は光太郎に片思いしており、二度告白したが振られる。

米国でインターンシップを経験。控えめで穏やかなので聞き上手。だが、心はしっかりしている。

小早川理香(こばやかわ りか)

拓人と光太郎の部屋の上のフロアに住んでいる。米国留学を経験、語学堪能で意識高い系の大学生。瑞月とは留学生交流会で知り合う。宮本隆良とは付き合って三週間ながら同棲。エントリーシート記入、模擬面接、OB訪問に余念がない。前向きなツイートをこまめ発信。

宮本隆良(みやもと たかよし)

理香の彼氏で同棲相手。立ち上げた「就活対策本部」の部屋に住むために他3人の会話は聴こえてくるが、積極的に会話に加わるのではなく、就職活動について批判的。しかし、周辺の様子を横目で見ながら、内心焦りを感じ始め密かに就職活動するようになる。

銀次(ぎんじ)

学生サークルで拓人とともに演劇の活動をしていた元大学生。世間に何を言われようと、大学をやめて目標に向かって自分の小劇団を設立し活動している。

サワ先輩

拓人と親交のある先輩。「理工学部院二年」でバイトもしながら専門の研究に忙しい日々を送る。

 

『何者』おおまかなあらすじのご紹介

御山大学でのサークルで脚本を書く拓人とバンド活動に励んでいた光太郎は共に社会学部の学生でシェアルームに住んでいた。二人は、それぞれの夢をもって活動していたが音楽や演劇を諦め、就活に専念することに決め、準備をしていた。

 

ある日、瑞月が彼らの部屋を訪ねてきて、上の部屋に友達が住んでいると理香を紹介される。そして彼らは、「就活」という共通の課題を前に結束し、 理香の部屋に「情報交換の場として」として集まるようになった。

 

そこには理香が同棲している隆良もいた。隆良は、就職活動という行いに対してかなり否定的だった。

 

隆良を除き、4人はそこで、それぞれの就活に対するスタンスや、取り組み方の違いで生じる悩みを相談したり、ツイートしたりしていく。お互いを認め合いながら協力していくのですが、あくまでもそれは表の顔だった。

次第に思うように進まない日々が続き、お祈りメール(不採用通知)が届く一方で、やがて「内定者」が現れてくるのだった。

就活に対する向き合い方などにも変更せざるを得ない現実が、彼らの間で嫌悪感、焦り、嫉妬など、秘めていた感情が沸き起こり、人間関係に歪みが生じることになります。

そしてまた、光太郎が、第一希望ではないが、中堅どころの出版者に内定をもらい、更に残った拓人と理香の間で、お互いの本音が垣間見ることになり口論になります・・・

 

Twitterのアカウント名が「何者」これにはかなり辛辣な本音が・・ラストの拓人の面接で、1分で自分を表現をすることはできないと面接会場を去ってしまうのだった。

『何者』感想|コジュラの独り言

タクシーの中で幸太郎が「俺さぁどうして拓人が内定もらえないかわからないよ」というシーンがあります。

 

個人的に思ったのは、拓人は自分を客観的に見すぎて「学生時代に演劇やってたやつなんていっぱいいるから・・」というように自分の可能性を自分で封印しています。

 

よってそのような分析する癖が災いしているのだろう、そのロックを外せばいいのにと感じました。

 

就活のスタート台に立ち、合同会社説明会に参加して 自分にはどんな会社が向いているだろう。

 

この会社はどんな人材を求めているのだろうと、視野を広げ自分を見つめることになります。いち早く情報収集をするためにスマートフォンが必要といったこともありました。

 

そして、夢をもって知名度の高い会社、年収、最先端を行く会社、将来性のある会社などいろいろなことを模索します。

 

早く内定をもらえる学生もいればそうでない学生もいます。就職活動の間は、どうしても周りに内定をもらった話を聞けば、どうしても平常心ではいられないのは仕方がないことかもしれません。

 

「何者」はそんな表向き平成を装いながら内面は焦り、SNSで発散している就活生たちの、リアルな心情が細かく描かれています。

 

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