『ワンダー 君は太陽』映画 ファミリーで観て欲しい!感想とみどころをご紹介!

洋画

『ワンダー 君は太陽』は外見からわかる先天性の障害がある少年が、目の前で起きる困難を彼の持つユニークな個性で乗り越えていく姿を描板作品。是非ご家族で一度は観て欲しい映画です。

10歳のオギーはその見た目から学校で浮いた存在に…しかし、人を惹きつける魅力や強さ、優しさがあって、ユーモアのセンスもあるオギー。彼の家族や友人たちにも焦点を当てたストーリーが入り込みやすい映画です。全世界で800万部を超える原作小説『ワンダー』を元にした『ワンダー 君は太陽』のあらすじや感想を紹介しましょう。

『ワンダー 君は太陽』はどのようなストーリーなの?

大まかなあらすじ

オギー・プルマンは2つの遺伝子を併せ持ったことから、生まれて10歳になるまで27回も手術をしてきました。一般の子とは異なる顔立ちをしおり、フルフェイスのヘルメットを被って過ごすオギー…自宅学習をしていたのですが、5年生となるこの年、初めて学校に行くことになるのです。

 

学校の夏休み期間に校長先生に声をかけられた3人の生徒に案内を受けるオギー。ジュリアンは意地悪を言い、シャーロットはお喋り、奨学金で学校に通うジャック・ウィルは真面目に受け答えをしてくれました。

学校が始まってオギーの父・ネートと、母・イザベルに送られつつもオギーは教室へ。顔を見られては目をそらされたりしつつ、先生には気にかけられて授業が始まります。「自分を知ってもらうために2つのことを言ってみよう」と先生に促され、自己紹介をするオギー。しかし、三つ編みをしていたのをからかわれたことでショックを受け、そ帰宅した際にそれを切ってしまったのです。

 

それでも学校に行くオギーは理科の授業でジャックに答案を見せ、カンニングさせたことをキッカケに仲良くなるのでした。彼は「スポーツの学校に行きたかったけど、奨学金があったからここに来た」と言いつつも、2人でご飯を食べたり遊んだりして楽しく過ごします。ハロウィンの日には子供たちが個々に仮装をして学校へ行く中、オギーはゴースト・フェイスのマスクで顔を隠して登校。すると、ジャックが「校長先生の言いつけでオギーに優しくしているだけ」と言ってたのを聞いてショックを受けます。

 

オギーはジャックを突き放し、学校で食事をしていると同じクラスのサマーがやって来ました。彼女は悪口を言っている友人の元を離れ、オギーの元へ来たのですが「校長先生に仲良くしなさい、って言われたんでしょ?」と言われて、「決めつかないでよ」と注意しつつ、ジャックと何があったのか聞きます。ある日、ジャックはサマーに「なんで自分は無視されるようになったのかな?」と聞き、ヒントをもらってハロウィンのことを思い出すのでした。

 

ジャックはオギーの誤解を解くべく、理科研究大会でペアを組むことに…その後、野外学習などの学校行事を経て、5年生を迎えていきます。

果たしてオギーはジャックと仲良くなれるのか?他の子供たちの動向や、姉のヴィアと両親との関係にも注目ですよ。

 

感想&見どころの紹介

強く優しいオギーに心打たれるストーリー

学校初日、髪をからかわれて母のイザベルに「どうして僕の顔は醜いの?」と問い、そのせいで誰も声をかけてくれないと嘆く姿は涙を誘いましたね…他の子とは異なる顔立ちから、自分がどう思われるのかを気にしつつも、両親の「学校へ普通に通わせたい」という思いに応えようとする姿に強さを感じました。

彼が泣くシーンが少ないことからもその強さが現れており、一方で純粋なオギーは身近な人に何か言われた時に「自分のせい?」と思うこともしばしば…実際は違っていることもあるため、その時は素直に信じたりしますが、周りを気にする感じが大人のようだとも思うことでしょう。

そんな彼を演じるジェイコブ・トレンブレイは特殊メイクをしてもらって、オギーの心情をしっかり表現していたのが印象的です。

 

並行して語られる他の子たちの物語

オギーをどう思っていたのかというジャックの物語や、ヴィアの親友のミランダの話も途中で入ってくるため、登場キャラクターに感情移入がしやすいのも見どころですね。

特に、オギーの姉のヴィアの物語も良かった…4歳の時に弟が欲しいと思っていたため、オギーが生まれてすぐに好きになったヴィアですが、オギーのことで手いっぱいの両親に迷惑かけないよう「世界一手のかからない子」として高校生になりました。しかし、親友のミランダと疎遠になってしまったこともあり、「ママに一度でも見て欲しい」という思いと、新しく何か始めたいと考えたことで演劇部に入る…彼女の成長物語も一緒に見ていけるのです。

演劇部でのジャスティンやミランダとの関係から、発表会の舞台での出来事も要注目ですよ。

 

子供たちの遊ぶ様子やオギーの空想が見どころ

公園の遊具で回って遊んだり、学校の食事中にはしゃいだりするオギーとジャックの姿が微笑ましかったですね。海外の子でも変わらない遊んでいる姿が楽しそうであり、家にいる時はパソコンのゲームである『マインクラフト』を開いてチャットをしたりと今どきな感じもしました。

また、オギーが色々なことを『スターウォーズ』に例えて話したりするのも見どころの一つです。例えば、チューバッカが学校に居たら「じろじろ見ちゃってごめんね」って言いつつも、チューバッカが本当にいるかのような映像が出るのもこの映画の特徴でしょう。最初のシーンではフルフェイスの宇宙飛行士のようなヘルメットを良く被っているのですが、オギーが宇宙のようなイメージを膨らませた際にも映像で表現するシーンが印象的でした。

 

主なキャスト紹介

オギー

:顔立ちが他の子と違っていることを気に悩む10歳の男の子

 

ネート

:調子の良いことを言うタイプの明るいパパ

 

イザベル

:オギーのために夢を捨てて献身的に育ててきた優しいママ

 

ヴィア(オリヴィア)

:手のかからない高校生でオギーの姉

 

ジャック・ウィル

:奨学金で学校に通い、オギーのことを気にかけるようになる

 

サマー

:パーマがかった長髪の女の子

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